あの山を越えたら仲間が待つ雲海が広がってた!
※2014/12/21にTumblrに記載した内容のミラーサイトになります。
このエントリーは『DevLOVE Advent Calendar 2014 「越境」』の44日目(12/21)の記事です。 昨日のエントリーは、志田さんによる「HOWからWHATへの越境」でした。
はじめまして。おはようございます。こんにちは。こんばんは。
初ブログ&初のAdvent Calendar 参加のおくむらみつゆきと申します。 さて早速ですが、お題が「越境」ということで僕なりの解釈ではありますが、会社という枠を飛び出したら広い世界でたくさんの仲間たちと出会うことが出来た「ひとりのインフラエンジニアの物語」としてお話したいと思います。
まず、簡単に自己紹介を。
自己紹介
改めまして、おくむらみつゆきと申します。 MacOSが漢字Talk7の頃、音楽制作を行うためMacと出会いMIDI機器やサウンドカード設定を行なった事がこの道に進むこととなったきっかけかな!?と思っています。某アーティスト音楽関連会社でのエンジニア業務や某E社の子供向け英語教材製作を経て、30代で転身。某H社や某S社、某A社の新製品発表会など、IT関連イベントのネットワーク構築を担当していました。現在はWebサイトなどのインフラエンジニアをやっています。
それでは、「ひとりのインフラエンジニアの物語」はじめます。
「そして、僕は一人になった」
時は昨年2013年2月に遡ります。 当時、僕の所属しているネットワークチームは5名。主に中小規模のオフィス向けインフラの構築・運用保守やコンサルティング、WEBインフラの構築・運用保守を行うチームです。
基本的にはすべての業務をチームメンバーで行うのですが、データセンターのLinuxサーバやネットワーク機器の運用保守を行うメンバーは、僕ともう一人の2名だけでした。そのメンバーがなんと翌月末で退職する事になったんです。採用の目処もたたず。。。
そして、僕は一人になりました。
抱えていたサーバ数は、自社データセンターにお客様の専用サーバが4台。また、VMWare ESXiサーバが5台あって、その中には異なるお客様の仮想サーバと開発サーバが合わせて20台ほど。 その他、自社用のサーバが2台とバックアップサーバが2台、UTMやINSルータなどネットワーク機器が数台。。。
上記以外にも、某C社さんのVPSが20台と某S社のVPSが5台。お客さんの自前サーバが数台。 それから、共用レンタルサーバが数十台あって、こちらのバックアップの面倒を見る必要がありました。
サーバ管理、ネットワーク管理、WEBやデータベースなどのミドルウェア、全てを一人で。 社内インフラ向けの運用保守もあるのに、本当に一人でやれるのか!?絶望的な状況でした。絶望しました。
そんな矢先。自社データセンターでネットワーク障害が発生。てんてこまい。
、、、将来的な対策を考える必要に迫られていました。 ネットワーク機器の面倒をみないで済んで、運用の負担を軽減する方法なんて、、、
あっ、クラウドがあるじゃないか!!ということで、
AWSとの出会い
とにかく概要が知りたいと思って「はじめてのAWS」に参加しました。
凄腕エバンジェリストH氏が説明する内容はAWSの数々のサービスや 「Obama For America」など衝撃的なものばかりで、 なんだかかつての林檎信者が多そう!?な雰囲気もあって、これしかない!って。
すぐに「AWS体験ハンズオン セキュア&スケーラブルウェブサービス構築」にも参加して、 まず、自社サーバを人柱にAWS移行して、その後、お客様に提案して。
とにかく機器の面倒は見なくて済んで、バックアップはスナップショットやS3を使って、 構築も運用も、これなら一人で行ける!?って思いました。
ただ、社内で一人で構築していると、これってどっちのやり方がベターなんだろう!? って思う部分が出てきて、もっともっといろいろな事例が知りたいと思うようになるのでした。
コミュニティとの出会い
そこで、全くコミュニティには参加した事がなかった僕が、勇気を振り絞って立ち向かう決意、、、!
ちょうど意を固めた頃、JAWS-UG 中央線が発足され第0回が予定されているじゃありませんか!場所も高円寺で帰り道に寄れる!ってのもあって、早速Doorkeeperに登録してポチッと申し込み。
いざ当日、AWSカルタがとても話しやすい空気を作ってくれたのですぐに溶け込むことができて。発表内容の衝撃はもちろんのこと、いろいろな事例を聞いていると、僕のやっていたやり方だ!とか、そっちもあったか!とか、たくさんの「気づき!」があって、、、すっかりハマってしまいました^^
アンケートに運営を手伝ってくれる方は連絡先を!とあったので、思い切って記入。 早速、新井さんからご連絡をいただいて第1回勉強会からお手伝いさせていただいてます。 居心地の良い空気と仲間に心から感謝。
その後、幾つかの勉強会を経て「DevLOVE現場甲子園2014」に出会い、インフラエンジニアだけの会にお誘いいただいたり、気づけば同じ立場で共感できるネタで笑い合える仲間に囲まれていました。
思い切って単独で飛び込んでみたら、素敵なコミュニケーションの場を得ることが出来ました。 逆に一人だったから良かったのかな!?なんて。
結果として、今ではAWSだけではなくSoftLayerなども利用して、去年までとは全く違う世界に一歩を踏み出し、自分の領域を広げることが出来ました。出会った仲間の皆さんには感謝してもし切れません!
来年の目標
僕のような迷える子羊が参加しやすいようにお手伝いを続けていきたいと思ってます。 それから、社内だけではなくコミュニティの場でLT発表を行う事ですw
言ってしまった。。。^^;
まとめ
- 構築も運用も、クラウドなら一人でやって行ける!かも。
- なんとなとなくやっていた事が間違いではなかったという「気づき!」を確認することが出来た。
- 単独突入の方がコミュニケーションを取りやすい、、、かも。
- 共感できるネタで笑い合える仲間が増えるととっても楽しい!
明日はBigislandさんです。 どんなお話が聞けるのか、楽しみにしています。